整・接骨院、治療院の開業をお考えの先生へ
起業10ヶ条
「起業」に欠かせない10の条件
- 「起業」することはものすごく難しいこと
何よりもすさまじいほどのハードワークが必要になります。
新規事業を起こすということは、何もないものが新しい市場に参入することです。
だから、既存の接骨院と同じことをしていたら絶対に勝てません。
勝とう思ったら、人が8時間働くところを16時間働く、あるいはそれ以上に働く以外にないのです。
それには自分の仕事に誰よりも情熱を持つことです。この情熱がないと成功はないのです。 - 評価を大切にしなければらない
人間は、特に自分が手がけていることに関しては、つい評価が甘くなってしまうものです。
この甘さから脱却するには、損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)から、うまくいっているか、うまくいっていないかをチェックします。
自分がどんな経営をしたのか、どんな接骨院になっているのかを判断します。
この客観的な数字が常に良くなるように、接骨院を経営していくことが大事なのです。 - 経営者は、長期ビジョン、計画、夢、理想、これを絶対に失ってはいけない
人間は弱いものでヒットが出た、成功したという例を見たり、大勢がある方向に傾くと信念がぐらついてしまうのです。
目先のトレンドについ心を奪われてしまうが、そうなると経営に失敗してしまいます。
接骨院を成長発展させたいと思うなら、前述したような原理原則、あるいは接骨院としての価値観を大切にします。 - 理想、目標、夢を持つ一方で現実を直視しなければいけない
世の中は、矛盾や困難、不正に満ちていて、市場でフェアな競争をするとか、すべてが善意のもとで順調に進むといったことはないのだ、というところから出発すればうまく行くのです。
- 自分の未来は自分で切り開く気概、覚悟を持つこと
他人が、自分のために未来を切り開いてくれることはまずありません。
他人ではなく、自分が自分の運命をコントロールする。
そのためには、自分に対して、自分自身が一番厳しい評価者になる必要があります。
心から忠告してくれる他人などどこにもいないのです。 - 時代と社会の変化に積極的に対応すること
受け身で対応するのでは起業家とはいえません。
1度や2度のチャンスは必ずあります。
それをつかまえる人、捕まえられない人の違いはどこにあるかというと待ち受けるかどうかの一点です。
待ち受けてチャンスをものにするには、時代や社会の変化に積極的に対応しなければならないのです。
それでは勉強するだけでいいかというとそうではありません。
勉強好きは実行嫌い、実行好きは勉強嫌いというように、どちらか一方に偏っているものです。
起業家は勉強しながら実行しないと事業としてはうまく行かないのです。
そして実行するのであれば誰よりも早く実行するという姿勢が起業家には必要なのです。 - 経営においてこれが正解ということはないということ
ですから経営者は接骨院内外のあらゆることへ間断なく注意を払い、同時進行的にさまざまなことをしていかなければなりません。
優れた戦略やノウハウを知ることではなく、日常的に接骨院をよくしよう、接骨院をうまく経営していこう、と心から思って仕事をすすめていくのが経営ということなのです。 - 自分の仕事に対していつも高い目標を持つこと
成功した起業家には自分の商売に対して、「こうありたい」「3年後こうしたい」という目標やビジョンを持って努力して人が多いのです。
信念を持たない限り目標を達成することは出来ません。
目標がなければ努力は生まれないのです。 - スタッフとのパートナーシップを大切にすること
接骨院が成長していけばいくほど、スタッフとの結びつき、パートナーシップ、あるいはチームワークが重要になってきます。
先生だけが突出している接骨院は、うまくいくことが少ないものです。
スタッフと一緒に成長していこうという姿勢こそが大事なのです。 - 日本は信用の社会であることを、忘れてはいけない
それはどういうことかというと、日本では失敗した人をある意味で許さない社会だからです。
日本は、狭いので「知り合い」の社会でもあります。
自分の知り合を知っているとか、知り合いの知り合いを知っているとか、その人の周囲には自分を知っている人がそれこそたくさんいます。
狭い信用の中で、起業するからには絶対に致命的な失敗、すなわち信用を失ってはならないのです。