今多くの病医院で行われている医療は「西洋医学」または「現代医学」とよばれています。
西洋医学は救急医療、新生児医療、心臓手術、透析治療、静脈栄養、内視鏡、各種カテーテルなどの分野で目覚ましい進歩をあげました。
特に救急医療では人命救助に対して非常に大きな貢献をしていることは間違いありません。
また戦後人々の栄養状態が改善し、抗生物質も発達したため、ビタミン欠乏症や結核などの感染症での死亡者は激減し現在の日本では高齢化社会が加速的に進みました。
65歳以上の高齢者は、推計は3040万人で、総人口に占める割合は29.1%となっています。(2021年9月15日現在)
WHOの定義によると7%~14%が 高齢化社会、 14%~21%が高齢社会
21%以上は超高齢社会としています。
日本の状況は超高齢社会なのです。
それに伴い老人医療や終末期医療、生活習慣病等により医療費の増大が深刻な社会問題となっています。
このままの医療保険制度を継続した場合、国民医療費の総額は2025年には約49兆円となり、現在の1.7倍にも膨れ上がることが予測されています。
急速な高齢化によって医療費が増大し、就労人口の減少により納税は減少することから、このままでは
日本の医療費は深刻な財源不足に陥ることは避けられません。
患者さんの身体を部分的な症状のみで捉え、その症状を抑えるだけの医療であり、原因を探すこと、そして患者さん本人の治癒力を高めることに重点を行うことができていないため、対処療法が主体の医療となってしまっているためです。
また、現在の医療制度は「専門家依存」をもたらすものであり、人間個々人の能力を奪い不能化するものであるといわれています。
・難治性である疾患への治療、慢性疲労症候群、心身症、末期がんの対応。
・予防医学や健康を維持するためには?
・体質的に虚弱や冷え・こり・めまい・頭痛などいわゆる自律神経失調症(病気 とは言えない状態)にどう対処すればよいのか?
病医院の検査で異常はないが、痛みや体調不良などの症状があるという場合に、
西洋医学では解決方法がないのが現状です。
このような実態から、日本の医療の見直しが急がれています。
そこで医療において治療と予防と健康維持の重要性から、
代替医療を含めた治療への転換が必要とされています。